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サイバーパンクと聞いて...

 

わたしが「サイバーパンク」という言葉を聞き連想する作品は映画「マトリックス」である。「マトリックス」は洋画であり3作品で完結した映画である。わたしがその作品の中で興味深いと思ったのは、現実世界と仮想世界が存在し行き来することができるということであり、将来このような二分化された世界が現実のものになった場合を考えるといろいろな問題が生じてくるのではないかということである。

 一つ目は、現実と仮想を行き来するのであるから意識を飛ばす段階で何らかの障害があった場合に現実に意識を戻すことができなくなるのではないかということである。ハッキングなど現在でも多くのネット犯罪が存在しているのであるから、現実から仮想世界に意識を飛ばす際には、厳重な警備が必要になってくると思う。また意識を飛ばしている際の現実世界にいる自身の体に対する警備にも十分注意が必要である。

 二つ目は、仮想世界に行ったことで現実に戻ったときに何らかの悪影響があるのではないのかということである。たとえば感覚の変化が懸念される。現在の世界ですらゲームなどにも年齢制限が設けられていることからもこのことがいえる。仮想世界では「死ぬ」ということがないため、「殺人」が正当化されるということも少なからずあると思う。正当化されないにしても、“力”のあるものが実権を握るということが考えられる。これは現実とはかけ離れているものであるため、現実と仮想世界の間での感覚の相違が生じるということがあるのではないかと思う。

 これまでであげただけでも問題があることから、現実にこの世界が創造された場合上記以外のたくさんの問題も生じることが考えられるだろう。

 

wada

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