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タイムパラドックスを克服するには

 

タイムパラドックスとはそもそも何か。タイムトラベルなどによって過去の出来事を変えることによって生じる矛盾や逆説の総称であり、しばしばSFなどの小説の題材となっている。ある女性が自分の生まれる前にタイムトラベルをして、自分の母親を殺してしまったとする。結果として自分自身が生まれなくなるはずので、存在しないはずの未来の自分が過去にやってきた結果、未来の自分が存在しえなくなるというパラドックスをおこす。これがタイムパラドックスを説明する代表的な例だ。特にアニメでいうと「ドラえもん」、「魔法少女まどか・マギカ」や「シュタインズゲート」などはタイムパラドックスを題材の一部として取り上げている。この中で今回は「シュタインズゲート」を一例として考えてみたいと思う。この作品ではタイムパラドックスを克服する方法が行われるシーンがある。ある女性キャラクターが死んでしまう。この女性の死をきっかけにタイムマシンが作成される。タイムトラベルにより過去を変え女性を救おうとするもタイムパラドックスにより何度も失敗してしまう。ここで考え出された克服する方法は、過去に行き、彼女が死んだかのように演出して、タイムマシン開発者に勘違いをさせればいいのではないかというものである。そうすればタイムマシンを作成した理由も消えることなく、彼女を生かすことができると考えたのである。タイムパラドックスを克服するには、ある事象に対する観測情報を変えるというのが最も良いのではないかと思う。他にも、パラレルワールドなどを用いて説明される場合など様々な意見がある。今回のタイムパラドックスなどのようにSF特有の視点は、考えさせられることが多いうえに見ている側の私たちをとても楽しませてくれていると感じた。

 

wada

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